日本人の日本語能力、低下してません?
「小学生の娘がラジオを聴き取れない」というツイート、ひらがなの増えたニュース、時々目にする読点のやたら多いコメント。
原因としてまず浮かんだのは悪名高いゆとり教育。だけど原因は1つではないのだろう。
まあ、漢字の一部がひらがなに変わったところでニュースを見る分に支障はないし、イライラするコメントなんてスルーしたらいいだけだし、他人の能力が下がったからといって私に不利益があるわけでもない。
どうでもいい。と思いつつも「日本語は今後どうなっていくのだろう?」となんとなく考えていたら、「英語を公用語にしたほうがいい」という結論に至ってしまったので、そのあたりを書いてみようと思う。
こんにちは。好き勝手なことを独断と偏見で喋り散らかすがコンセプトのジェーン(男)です。
「介護の必要な日本人の老人」と「東南アジアから出稼ぎに来て介護の仕事をしてるベトナム人の若者」を想像してほしい。
彼らの目的はもちろん出稼ぎ。
日本語は習得難易度がトップレベルに高いので、たとえカタコトであっても身に付けるのは大変だ。
大卒くらいの外国人はだいたい英語を扱えるので、英語でコミュニケーションが取れるならそもそも日本語は必須ではない。…のだが、いかんせん日本人のほうが英語を扱えない。結果、言語のハードルを超えるべく努力するのは彼らである。
言語以外にも日本で生活するのはハードルが高い。
例えば部屋を借りるのも一苦労だし、そもそも論で「外国人が暮らしやすいように」なんて行政は考えていないので、基本的になにもかもハードルが高いと考えていい。基本姿勢は排他的。
それでも彼らは日本に出稼ぎに来る。給料が高いから。
つまり、給料に魅力がなくなると、彼らは来なくなる。
そして、彼らが日本を選ばなくなる日は、そう遠くはない。
10年前の15万円は彼らにとって100万円の価値があったが、今の15万円は45万円の価値しかないし、10年後は20万円の価値にまで下がる。しかも、円安が進めばこの流れはさらに加速する。
一方で、労働力が必要なのは、彼らではなく日本人だ。
例えば介護業界。ロボット化は遅々として進まず、高い給料を払えるほど利益を出す構造も作れず、結果、相変わらず外国人の安い労働力に頼っているのが現状だと思う。農業業界も外国人技能実習生を労働力として期待していることを隠そうともしていない。
…ここまでで、状況的には詰みに近いんじゃないかと私は思ってる。
仮にまだ間に合うとして、せめて英語が普通に通じる国だったら、日本で働いてくれる外国人は一定数期待できるのはないだろうか?
アニメやマンガなど所謂オタク文化は世界的に大人気だし、武士や侍といった男子がときめく歴史もあり、「おもてなし」に集約されるサービスのクオリティは世界トップレベル。綺麗だし安全だし行政サービスも手厚い。日本は割と世界的に人気のある国なので、給料が並レベルでも言語コストがかからないなら、住みたい国ランキングで上位を期待できるんじゃないかと私は思う。
で、冒頭の話に繋がる。
日本語を大切にする気はどうやらなさそうだし、6年以上学んだ英語は喋れもしない。
必要にならなければ外国語は習得できない、と私は身をもって知っているので、いっそのこと英語を公用語にしてしまえばいいのではないか?という結論に至ったのです。
・介護ロボットの話
ちょっと調べてみたら軽く絶望したのでここに書いておきます。
まず、介護に関して日本は国をあげて機械化を進めるべきだった。高齢化は日本だけの問題ではないので、実用化し改善とコスト削減を続けていけば、世界でシェアを独占できる可能性があった、と私は思っている(まだ間に合うかどうかはわからない)。
今回ググってみて知ったのだが、
・移乗介助ロボット『RIBA』
・身体機能補助ロボットスーツ『HAL』
・メンタルコミットロボット『パロ』
が既に実用化されているらしい。
どれも動画があったので見てみたところ、正直がっかりした。まだこんなレベルでしか実現できていないのか、と。
RIBAは私のイメージしていた介護ロボットに一番近かったのだが、私が見た動画では「ベッドと車イスの移動」「床と車イスの移動」をこなしていたて、ぶっちゃけると単機能すぎてびっくりした。動作が遅すぎるし、介護職員の付き添いが前提な気もしたし、もしかすると介護職員の付き添いは法規制で必要なのかもしれない。
なんというか、「機能的にはほぼ実現できてるんだけど、まだ1台1000万円と高価なんですよねー。コストダウンが今後の課題です。」ってのを私は想像していたのですよ。それが「機能は単機能、値段は600万円が目標。」だったのでね…。
介護がキツイと言われる所以は、移動(車イス)、入浴、排泄(おむつ含む)あたりだと私は理解しているのですが、1台で全てこなすロボットを開発するとして、風呂もトイレも服もオムツもロボットに合わせて専用のモノを開発したほうが良くないですか?
・ベッドの床ずれフォロー
・移動
・トイレ(座らせる、おむつ交換)
・風呂
このあたりが素人の考える求められる機能。
例えば、ベースは車イス。
・変形してベッドになる。背もたれが倒れ横にも広がる。床ずれ対策で寝返りをさせる仕組みを実装する。
・移動はベースが車イスなので問題ない。段差や階段に対応するのは難しそうだけど欲しい機能。無理ならスロープでいい。
・トイレは車イスの座面が開いてもいいような気がする。排水管を接続する感じ?
・でも、椅子やベッドやソファや床への移動が必要なら、トイレの便器に人間を移動させる機能のほうが望ましい。
・トイレに座らせるとして、便器は必要なら専用設計すればいい。
・風呂はユニットバスを専用設計する。座った状態のまま持ち上げて湯船に入れるところまでを行う。
・そこから先は風呂側のロボットで洗浄。洗髪も美容室スタイルでできそうな気はする。
・オムツ交換はわからない。けど、風呂が全自動なら洗う前提でもいいと思う。
妄想100%で申し訳ありませんが、ひとつひとつは実装できそうな気がします。
あ、言うまでもないですが介護職員の付き添いは無い前提ですよ。
なんというか、RIBAは汎用性を求めた結果「ベッドと車イスの移動」「床と車イスの移動」の単機能になったと思うのですが、そもそも汎用性を求める意味が私はわからなかったです。
とにかく人手の要らない全自動ロボットを作る。風呂もトイレもロボットに合わせて専用のものを作る。間違いなく高額になるが「介護職員に頼らないロボットライフ」みたいな売りで需要は見込めると思う。下の世話なんて誰にも見られたくないものだし。
HALは倉庫業務のパワードスーツみたいな感じ。別の動画では介護職員が「私の体への負担は減るが、いちいち装着する手間・時間を考えると職員をひとり呼んで手伝ってもらっちゃいます」「今は使っていません」と言っていた。
パワードスーツ型は、介護職員が装着するタイプも老人が装着するタイプも両方需要がありそうだし、倉庫業務を始め他の業種でも需要があるだろうし、汎用性は高いと思う。なにより、兵器としての需要があるので(→兵士の装備の総重量は通常20~25kg、下手すると40kgを超える)、技術革新が早いはずなんですよね。今後に期待です。
パロは単なるおもちゃだったので割愛。
でもまあ、素人が適当なこと言って申し訳ないけど、日本企業の開発力がこの程度なら、中国企業にいずれサクッと全て持っていかれちゃうでしょうね。残念ですが仕方ない。
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