軽自動車という存在をいい加減廃止したほうがいいと思う。
おそらくチャンスは電気自動車と切り替わるタイミングしかない。つまり2030年代。
ガソリン車販売禁止は早い国だとノルウェーの2025年(→一番はコスタリカで2021年開始らしい)。EUは2035年だけどイギリスやドイツなどは2030年だし、2035年には移行が完了してると思ったほうがいい(インフラ準備とかね)。そして言うまでもないが日本メーカーの販売先は国外のほうがとっくに大きい。
自動車税は軽が10,800円、普通自動車が排気量によって2.5万~11万円。
いつの間にか軽は上がって(→2015年に7200円から上がった)、普通車は下がったようだが、軽が圧倒的に安いのは変わらない。
そもそもなぜ軽が優遇されているのかを調べてみると、自動車の普及を目的に1958年に優遇されるよう法律が制定されたらしい。目的はとっくに果たしている。
私が軽自動車という制度を廃止したほうがいいと言う理由は海外で売れないからだ。
軽自動車は日本独自の規格(サイズと排気量)で、海外で需要は全くない。ゼロだ。私の知る限り海外で走っている車の一番小さいサイズはヴィッツ(海外名ヤリス)やフィット(海外名ジャズ)などの1000ccクラス。国によるが(=関税によるが)ヴィッツやフィットは本当によく見る。安くて性能が良く耐久性も信頼性も高い日本車は本当に価値が高い。
ついでに言うと税金含め維持費が安いから乗っている人が大半で、「この非力さがいい」とか言ってる人に私は会ったことがない。新車価格も決して安くはないし、安全面でも経は劣る(→サイズ制限の為にドアが薄いとかね)。
単純に廃止すると暴動が起きるので(→日本以外の国なら99%暴動が起きる)、1000cc以下を今の25000円から軽と同じ10800円にすればいい。利権団体が大量にいそうなので簡単ではないだろうが、解体するチャンスと捉えればいいんじゃないかな。
現在、自動車の4割を占める軽自動車を廃止するとヴィッツクラスにその分が流れる。ビジネスチャンスがどこにどう転がっているかは私にはわからないが、電気自動車を普及させるなりハイブリッドを促進するなり、現状を変える良いきっかけになることは間違いない。
自動車産業だけに限らないけど、日本国内だけをターゲットとしている業界って成長が見込めないんですよね。
人口減と高齢化に加え、経済成長はしておらず給与も上がらない。世界的シェアを誇っていた分野も次々と海外勢に負けてきた。要は衰退してる国なのですよ日本は。
そんな衰退してる国で縮小する一方の国内シェアを奪い合う、そんなアホなことをいつまでもやってる場合ではないと私は思います。
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