3Dプリンター住宅がようやく日本にも入ってきた?
ソースはこちらの動画。
別の動画もあった。
高いし遅い。申し訳ないがバッサリ切り捨てさせていただく。
49平米の家で500万円台。最終的には100平米の家を300万円が目標。あー…うん、とりあえずわかったよ。
ただ、法律の壁をクリアした点はとてもすごい事だ。
建築基準法など法律の壁と、利権団体の猛烈な抵抗(→既存のハウスメーカーがほとんど死ぬ)により、私は日本では100年経っても実現しないと思っていた。
けどね。3Dプリンター住宅の世界標準は全然違うのよ。
この動画を見てもらうのが早いと思う。4000ドル(50万円くらい)で24時間以内に完成する。
見てもらったらわかるとおり、
・建てる場所に3Dプリンターを運ぶ
これをやるから早くて安い。
基礎をコンクリで作るのは従来のやり方でやるとして、3Dプリンターはトラックで運んでくる。諸々のセッティングに半日くらいかかるかもしれないが、稼働させたら24時間で壁が全部出来上がる。その間はコンクリの補充を数時間おきにやるくらいでいいはずだ。窓・ドア・屋根を付ける作業はその後に人間がやる。屋根はクレーンを使うのだろう。上下水道や電気は私はわからない。
詳細は知らないが全工程を考えると24時間は誇張だと思う。けど、信じられないくらい安価で早いのは間違いない。これが世界標準。
それに対し日本のは、
・壁の一部を工場にある3Dプリンターで作る
・トラックで運ぶ
・クレーンで設置する
つまり、やってることはプレハブ建設と同じ。「プレハブ住宅」でググってみるといい。私がざっと見た限り、値段も大きさも大差ない。
運搬や設置にかかるコストを削減できるから3Dプリンター住宅は安くできるのにね。
はっきり言う。日本の3Dプリンター住宅はニセモノだ。
日本の動画の中でリベリアの駐日大使が前向きなコメントをしているが、これは完全に茶番。知らない人が見たら「世界が注目してる!すげー!」と思うとマスコミが狙っているだけだ。なぜリベリア共和国なのかも考えたほうがいい。
私の記憶だと3Dプリンター住宅は5~6年前(2017~2018頃)に実用化され始めた。実際に作ってる動画を見たのがその頃だからだ。古い技術ではないが今となっては革新的な新技術というわけじゃない。そもそも3Dプリンターというものが別に新しくもない。
5~6年前の私は、見た時に感動した。平屋で狭いとはいえ一軒家が50万円程度、しかも24時間で建つ。これは間違いなく革命だった。
ぶっちゃけると私の住んでいる国(東南アジア)でフランチャイズでいいからやりたいとちょっと本気で考えたくらいだ。
プレハブ方式でやるのなら、重いコンクリで部材を作るより、発泡スチロールで作ったほうが利点は多いと思う。実際に日本でドームハウスが販売されているので興味あるならググってみるといい。サイズが大きいので運ぶのに2人必要だが軽く、頑丈だし保温性も高い。ただしコストは意外とかかる。
宇宙開発で3Dプリンターが活躍しているのは現地で作れるからだ。住宅も同じで、現地で作るからコストが大幅に下がる。
日本でこれができないのは、言うまでもなく法律の壁。法規制の弊害。
利権団体も大いに邪魔をしているのだろう。
3Dプリンター住宅の件で私が言いたいのは、
・毎度ながら日本のクソみたいな規制のせいでビジネスチャンスを逃してる
・ここでもガラパゴスしていくのだろうか
この2点だ。
今はどうか知らないし興味もないが、私のイメージだと日本の企業は、「最初の発想」はできないけど「実用化・改善・コストダウン」という運用は上手だ。3Dプリンター住宅なんてまだベストが確立されていない分野だし、「安価で早くてクオリティも良い。さすがJAPANだな!」と世界の利益をかっさらうつもりでさっさと参入すればいいのに、と思う。
日本企業が世界で稼ぐ。日本政府に莫大な法人税が入り、日本を運用できる。
政府が企業を邪魔してちゃダメでしょう…。
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