衆議院議長の細田博之さんの発言に批判が殺到している。
「いったい、いくら歳費をもらっていると思いますか。議長になってもね、毎月もらう歳費は100万円しかない。“しか”というと怒られちゃうけど、そんなにもらってるのかと言うけど、会社の社長は、1億円は必ずもらうんですよ、上場の会社は」
「100万円しか」は共感されないでしょうね。上場企業の社長の役員報酬が1億円以上というのを必ずとか、なに言ってるんでしょうね、この人。
「1人あたり月給で100万円未満であるような手取りの議員を多少増やしたって罰は当たらないと私は思ってるんです」
こっちの発言も意味がちょっとわからない。議員を増やしたい派がいるのは知ってるけど世界的には減らす方向が主流。罰が当たるとか表現もやっぱり意味がわからない。
でもね、優秀な政治家には年俸1億円でも10億円でも払えばいいと私は思う。
例えば日本に10億円の利益をもたらす政治家がいるなら、その10億円に対して1億円の報酬を渡してもペイするわけじゃないですか。
成果報酬にしちゃえばいいのかもしれませんね。月額の最低と最高だけ設定しておけばいい。
ただし、自称優秀とか経歴が凄いとか議員何期目とかじゃなく、結果を出した人を優秀な人という。評価する機関は第三者で構成する必要がある。
ちなみに、細田さんの発言は「もし自分が会社の社長をやっていたら当然上場して1億円以上の報酬を得ている」という内容なんだけど、政治家と起業家に求められる能力は違うので、難しいんじゃないかと思う。昭和の時代の雇われ社長なら根回しという意味で政治力が必要だったけどね。吉野家の常務みたいにどこかで失言かまして首着られるパターンになると思われる。
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