マインドフルネスを導入してる小学校が増えているらしい。
株式会社MELONの「子供向けマインドフルネス動画プログラム」が全国複数の小学校へ無償提供されていて、71%の子供たちの「ストレス反応の改善」が認められた、とある。
私は71%の根拠が子供へのアンケートな時点で信頼性が低いと考えるけど(→脳波の測定とか難しいのかな)、「病は気の持ちよう」は真実だし、マインドフルネスでストレスが軽減されたと本人が思うのならそれはそれでいいのだと思う。
精神を鍛えるというか心を鍛えるというか、精神教育って学校では特になにもできていないと思うんですよね。でも、ストレス耐性とか我慢強さ・打たれ強さって生きていく上で絶対に必要なものなので、「子供向けマインドフルネス動画プログラム」みたいに学校でできることがあるなら、取っ掛かりの一つとして導入してみたらいいと思う。時間がかかるわけでも高価な設備が必要なわけでもない。導入のハードルはかなり低いはずだ。
・マインドフルネスは集中力のトレーニング
マインドフルネスって瞑想と訳されていたり座禅と並べられたり、なんか胡散臭いイメージを持つ人もいると思いますが、要は集中力のトレーニングなんです。
例えばあなたがゲームに熱中している時、「明日テストあるけど勉強してねえなヤベェな」という考えは頭からなくなっているはずです。
まさにコレがマインドフルネス。この例は単なる現実逃避だけど、一時的にストレスを感じなくなるのはわかると思う。これを技術として使いネガティブな感情やマイナス思考の無限ループを意識的にコントロールするのがマインドフルネスの目的。だったはず。
・マインドフルネスのやり方
オーソドックスなやり方は、楽な姿勢で目を閉じて呼吸に意識を集中させる、というもの。
蝋燭の火など何か1点を見つめる、とかもあったと思うけど、やり方はなんでもよくて、意識を集中できればいい。
意識を集中させ続けていると、「ノド乾いたな」とか「さっきのLINE返信してねーや」とか「あ、救急車」とか思考(=雑念)が自然と湧いてくるので、そういうのを意識的に排除していく。5分なら5分経って終了。続けていくうちに雑念の排除が上手になっていく。
・マインドフルネスの効果
意識を集中させている時の雑念の排除が上手になっていくと、普段の集中力も上がるらしい。これはなんとなく理解できると思う。
他にも、メモリクリーナーというか頭の中を掃除するという意味もあったと思う。仕切り直し、気持ちの切り替えが上手くなる、のかな。
・マインドフルネスの弊害?
「嫌なものからは逃げていい」という考えは持っていて欲しい。学校なんか行かなくても別にどうということはないし、ブラック企業なんかはさっさと辞めたほうがいい。
ストレス耐性を高めることと、ストレスを受け続ける環境に居続けるのは別の話。
ブラック企業がマインドフルネスを導入して社畜を長生きさせようとしてそう…とふと思ったので書いておく。
・私のマインドフルネス
昔話題になった頃に1ヶ月くらいかな、1日5分とか試してみたのだけど、なにか効果があると実感できなかったので私は止めた。
久しぶりに今5分やってみたが、頭がスッキリしていい感じ!とかは特にない。あって欲しいけど残念ながら無い。
効果があるかどうかは個人差があると思う。めっちゃ手軽だし、とりあえず1回試してみるといい。
私は普段1日中パソコンを使っているので、目を休めがてら1日に数回、5分程度のマインドフルネスをやってみるのは、目のために良いかもしれない。うん、やるか。やろう。
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