安楽死について。
私は賛成派。
WIKIによると、認めている国はアメリカのいくつかの州、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ、オーストラリア、スペイン、ニュージーランド、コロンビア。耐えがたい苦しみに襲われている患者や、助かる見込みのない末期患者本人が尊厳ある死を希望した際に、積極的安楽死も合法化している国、となっている。
積極的安楽死とは、致死性の薬物の服用または投与により死に至らせる行為。医師が致死性の薬物を注射する。または医師が処方した致死薬を患者が自身の意思で服用する(=医師による自殺幇助)。
消極的安楽死とは、一言で言うと延命停止。
ちなみに日本人が合法的に安楽死をするにはスイスに行くしかなく、費用は約150~200万円くらいかかるようだ。
英語かドイツ語で死期を早めたい理由を説明する必要がある。具体的には「患者が耐えがたい痛みを抱えているか」「その痛みは永続的なものか」など。失恋や望まない形での退職といった一時の精神状態では安楽死は認められない。(参照→「海外での安楽死」は200万円で十分可能)
「ある程度長期間でも考えが変わらないこと」も確認するって昔どこかのサイトで見た気がする。
さて。こんにちは。好き勝手なことを独断と偏見で喋り散らかすがコンセプトのジェーン(男)です。
私は安楽死に賛成派。積極的安楽死に賛成派です。
単純に自分のこととして考えた時、楽になりたい、終わらせたいと思う。例えば転移しまくった末期癌。耐え難い苦痛に苦しむらしい。
これだけで理由としては充分なので、その時に日本でダメならスイスに行って安楽死させてもらいます。99%そうする。
逆に反対派の意見がわからないのでググってみたのだが、
・本人の意思
・本人の利益
この2点に集約されるようだ。「時期尚早」ってのもあったけど中身ないから無視。
本人の意思は、認知症の場合は判断が難しいだろうし、日本で蔓延する同調圧力も不安材料。「金かかるから死んでくれ」「家族の迷惑になりたくない」どちらもあると思う。安楽死への緩やかな誘導に本人が影響されないなんて事はたぶんない。日本人なら尚更ね。
本人の利益は、例えば初期の癌なら治療すれば治る可能性があるのにその選択肢を捨てるのは如何なものか、など。
どれも不安材料になるのはわかるけど、自分が末期癌と想像すると議論の余地はやはり無い。
結局のところ、政治家が責任問題にしたくないだけなのでは?
本人の意思と利益は確認されるべきだしスイスでも実際確認されているが、精査が必要なケースに関しては医師やカウンセラーなどのチームが状況を確認しつつ説得を試みる、とすれば不安材料はほぼ潰せるのではないかと思う。
ごく少数のレアケースで判断に迷うことになるだろうが、それを理由に大多数を切り捨てるのは、私は間違っていると思う。
責任問題にしたくないなら、責任を取らずに済む制度設計をすればいい。
あとで予想外の問題が発生したら、その時議論し修正すればいい。
実質的には安楽死が行われているケースもあるようだ。
ホスピス医療としての終末期鎮静が「積極的安楽死とあまり変わらないと感じることがある」と答えた医師が2割いたという2015年のアンケート結果。
延命停止の消極的安楽死と思って読み流していたのだが、「終末期鎮静により意識をなくせばそのまま死に至らしめることが可能」らしいので、これは完全に積極的安楽死ですね。もちろん日本緩和医療学会は「終末期鎮静は安楽死ではない」と主張しているようだが。
実態として既にあるなら尚更、法律を現実に追いつかせたほうがいい。これは自衛隊は軍隊か?みたいな話とは違う。
経済的に苦しい高齢者のケース
80歳、家族なし、職なし、資産なし、大きな病気はないが体はあちこち痛い、年金でかろうじて生活はできているが相当苦しい状態。
例えばこの人が死にたいと思っていたとして、私は不思議には思わないし、死にたいなら死ねば?と思う。自殺で痛く苦しい思いをするくらいなら、安楽死させてあげれば?と思う。
こういうケースで安楽死を認めるかどうかはたぶん相当難しい判断だと思うけど、まず考えるべきは生活保護などの行政サービスで対応すること。経済的に余裕があれば、この人は死にたいと思わなくなるんじゃないだろうか?
安楽死を反対する理由として経済的なものを挙げるのはお門違いな気がする。本当に判断が難しいのは理由がないけど死にたい人。
理由はないけど死にたい人
私は安楽死させてあげれば?と思うけど、制度として認めてはいけないと思う。
実際問題、メンヘラな人からの申請が殺到して精査部門がパンクする。
初心に帰って、安楽死を認めている国で使われている「耐えがたい苦しみに襲われている患者や、助かる見込みのない末期患者本人が尊厳ある死を希望した際に」に倣えばいい。
日本の年間死亡者数は145万人(自殺者は2万人)。
2021年の死者数145万。うち病院で亡くなった人が100万人くらい(※違う年のデータから推察)。苦痛に苛まれながら亡くなった人がどれくらいいるのかのデータはない。
自殺者は2021年21,007人。ピークは2003年の約34,000人なのかな。減少傾向にあるようだけど、確定しているだけで年間2万人。
安楽死を合法化した場合、どれくらいの人が苦痛を感じること無く死ねるようになるのだろうか。
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